6 Jul 2020

新しい生活様式での化粧品選びの難しさ。


コロナウイルスの流行から在宅勤務が増え、外出する機会も減り、外出の際でもマスクを必ずつけるようになった。
マスクをしていれば顔の下半分は隠れてしまうし、マスクにお化粧がうつってしまうので、スキンケアと日焼け止めでOK。
圧倒的にメイクをする機会は減った。
以前はTPOに合わせてアイシャドウやリップの色を変えたり、流行りに合わせて新色を買っていたのに。
各シーズンの新色や限定色の広告に惹かれ、コスメカウンターで真っ先に試して予約したり、メイクアップアーティストにメイクしてもらえるイベントに誘われて参加したりしていたのに。


現在百貨店は開いているのでカウンターでの購入は可能。
だけど、タッチアップは以前のようにできなくなってしまった。自分の手元で試すこともできない。店員さんの手元で色味を見せてくれるのが限界だそう。

一目商品を見ただけで、これ、絶対私に似合う!と思って、つけてみても完璧な色味に出会うことなんてなかなかない。
何年かに1回あるかないかだ。
タッチアップしてもらって、自分に似合う色味だと思っても翌日自分でつけるとなんか違うなぁなんて思うことすらある。
オールマイティなブラウンやコーラルのような色でさえ、そう。
つけるだけで野暮ったくなるブラウンだって存在してしまう。
ドラッグストアで購入できる980円のアイシャドウなら諦めもつくけれど、デパートで買った7000円のアイシャドウパレットはばっちり使いこなしたい。
自分の肌で試せないというのは、こういうことが起こってしまうということ。
ファンデーションなんてますますどうやって選んでいいかわからない。

あまりの自粛期間の長さに、思い切ってオンラインでコスメを買ってみた。
どうせデパートが開いたって、タッチアップができるわけがないから変わらない、と高をくくった結果である。
そもそもパソコンの画面上で見る色と商品の色は全く違うことが多いのも知識として織り込み済。
もちろんまずはオフィシャルホームページの画像から色を選ぶ。
本当にこんな色?
背景が白じゃよくわからない・・・
私の肌の上でどう発色する?
パソコンの画面じゃ質感全然わからない・・・・
気づけば数時間パソコンとにらめっこ。
モデルの腕や唇にそのカラーが塗られた写真が見られると比較的わかりやすいような気がする。
でも、白い背景にパソコンで作ったカラーイメージだけのものだってたくさんありました。
An interview with François Nars - Latest In Beauty Blog

1日目はそっとパソコンを閉じて終了。
2日目、やっぱりテンションの上がる何かが欲しくてまたパソコンの画面でにらめっこ。
今度はネットで欲しいカラーを試している画像や動画を探してみた。
光の当たり方でも色は違って見えるし・・・正直、めちゃくちゃ時間がかかる。
本当はアイブロウペンシルも欲しかったしリップライナーも欲しかったんだけど、色がわからないので買わずに終了。
ファンデーションなんてもう新しいものはなかなか買えないんじゃない?
色わかってるしリピートか同ブランドの同色で使ってしまいそう。

定番のものをずっと使うのは全然悪いことじゃないし、むしろいいことも多い。けど、やっぱり新しいものの方が効果がUPしていたりしてそっちを使いたいこと多々ある。
特にカラー物は新作使ってみたいし。
Sephoraの店舗にあるような、画面でリップを選ぶと鏡に映った自分がそのリップカラーを試せたりするシステムや、ファンデーションの色を自動的に選んでくれるようなアプリがあるともっと選びやすくなるし、特にファンデーションはサンプルをたくさん作ってくれたりするといいのかもしれないな。

もちろん、一刻も早くタッチアップや店舗イベントができる世の中に世界中が戻ることを祈ってやみません。
デパートには憧れと夢が詰まってるから。

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