4 Apr 2020

キャサリン妃は好かれ、メーガンはこんなにも叩かれるワケ



Megxitという言葉をご存じでしょうか。
Henryが元?女優のMeghan Markleと共に王室公務から退き、北米で暮らすことを、王室からの離脱という意味でBrexitをもじってMegxit(メグジット)とメディアが名付けました。
※現時点でHenryとMeghanには敬称(HRH)は必要ないとされているのであえて王子・妃とはつけないことにする。

そもそもメーガンは最初から分が悪かった。





ヘンリーの兄、ウィリアム王子は完璧な妃を迎え、イギリス王室にお約束のようにスキャンダルは出るものの、公務をきっちりとこなし、国民の支持を得ている。妃はご存知の通り日本でもファッションアイコンとして人気のDuchess of Cambridgeことキャサリン妃。
彼女は一般家庭とはいえ裕福な家庭の出で、ウィリアム王子と同じ大学の出身者でもある。
その妃で目が肥えたイギリス国民の目は例えアメリカの人気ドラマのヒロイン女優であったとしても、厳しかったことでしょう。

彼女が王室で初の黒人の血が入った女性であることを除いても、彼女は英国人ではなく、女優であり、バツイチであり、そして家族に問題を抱えていた。
加えてヘンリーが結婚するのではと言われていた元恋人Cressida Bonas(クレシダ・ボナス)は貴族の血を引く生粋のイギリス人であったことも原因のひとつではないでしょうか。

メーガンはイギリスでの生活について"パニック発作が出るほどつらかった"とコメントしている。また、Megxit発表前の他のインタビューのコメントも物議を呼びました。
"彼(ヘンリー)は出会った時から完璧な人だと思ったし、本当にそう。だけど友人に言われたの、(結婚は)やめておいた方がいい、イギリスのタブロイド誌はあなたの人生をめちゃくちゃにするわよ、って。アメリカにはそういうの存在しないから私はその時は理解できなかった。"

ヘンリーとウィリアムの母はダイアナ妃。
マスコミの過剰報道の犠牲になった人です。
ヘンリーが愛する妻を母と同じ目に合わせたくないというのは当然だと思う。
彼もまた、メーガンを見ていてまた同じことが起きてほしくない、と危険を感じたのでしょう。
その結果、2020年1月、2人とも公務から退き、王室のシニアメンバーとして北米(最初の発表はカナダ)とイギリスで経済的自立をして暮らすと発表した。
これには国民どころか王室関係者も大騒ぎ。






“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution. We intend to step back as ‘senior’ members of the Royal Family and work to become financially independent, while continuing to fully support Her Majesty The Queen. It is with your encouragement, particularly over the last few years, that we feel prepared to make this adjustment. We now plan to balance our time between the United Kingdom and North America, continuing to honour our duty to The Queen, the Commonwealth, and our patronages. This geographic balance will enable us to raise our son with an appreciation for the royal tradition into which he was born, while also providing our family with the space to focus on the next chapter, including the launch of our new charitable entity. We look forward to sharing the full details of this exciting next step in due course, as we continue to collaborate with Her Majesty The Queen, The Prince of Wales, The Duke of Cambridge and all relevant parties. Until then, please accept our deepest thanks for your continued support.” - The Duke and Duchess of Sussex For more information, please visit sussexroyal.com (link in bio) Image © PA
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詳細はクイーンのみぞ知る、ですが彼らが王室から辞退した収入は彼らの収入の約5%ほどにすぎず、十分働かずとも暮らしていける額があるとのこと。
彼らが暮らすはずだったウィンザー城敷地内のフロッグモア・コテージは3億円以上という費用をかけて改修されましたが、こちらは返済するようです。
自立すると言いつつ、Sussex Royalを今後も使用しようとして、王室からストップがかかったり、移動したカナダでも、その後コロナウイルスの影響を受けた国境封鎖前にプライベートジェットで(!)更に感染の拡がるロサンゼルスへ移動したり。
加えてカナダでもアメリカでも国費での警備は断られています。(カナダの場合は部分的補助をするという報道)

どうやら自身で警備費は負担するらしい。が、今度は出所がクラウドファンディングらしいという記事が出てまたまた大バッシング。

彼女はRoyal Familyに入るということを軽く考えていたように思います。本人も簡単じゃないとは思っていたとコメントしています(not easy,but fairと言っています)し、実際女優は辞めてイギリスの市民権を獲得しようとしていたようですが・・・その辺からすでに雲行きが怪しかったのは確かです。
メーガンの市民権獲得が難しい、時間がかかっている、との報道あたりから。
このころにはもうメーガンはMegxitを考えていたように思います。最初からこうするつもりだったという意見には私は否定的です。

キャサリン妃と肩を並べ、全く同じとは言わないまでも、同等の扱いで迎え入れられるものと思っていたのかもしれません。
何かが彼女の思い描いていたRoyalな生活と我慢できないほどかけ離れていたのでしょう。
アメリカにもカナダにも王室がありませんから、国民から見た理想の王室の姿がわからなかったのか、映画に出てくるようなプリンセスになりたかったのかもしれません。
同じく女優からプリンセスになったあのグレース・ケリーのように歓迎されたかったのかも。
どんな理由にしろ、逃げられないであろう場所から彼女は逃げてしまった。
しかもプリンスとその子息までイギリスから連れて行ってしまったのです。
もしかしたら、日本の現在の皇后陛下が過去にそうであったように、公務を減らす、休む等であればこんなにも彼女は嫌われなかったかもしれません。(それでも現皇后陛下はかなりバッシングされていたようですが・・・)
そして当然の結果ですが、苦言という苦言を呈さず、彼らの穴を埋めるように公務をこなすケンブリッジ侯爵夫妻(ウィリアム王子とキャサリン妃)の株はどんどん上がっていきます。(なんならチャールズ皇太子陛下とカミラ夫人すら彼らのおかげで好感度が上がっています)

おそらくメーガンの今後はかなり厳しいことになるでしょう。
私は彼女が嫌いではありません。この騒動の行く末に興味はあっても彼女本人に特別な感情はありません。
王子と結婚した際も、イギリス王室は日本と違って懐が広いなーすごいなー、くらいの感想でした。
その私から見て、メーガン・マークルという女優は、人気女優でも、演技派女優でもなかった。
彼女の代表作はSUITSだけです。しかも主演ですらない。
主要な賞レースでの受賞もなければノミネートもありません。
今後彼女が女優として再度活躍できる可能性はないとは言えませんが、低いと思っています。
今後彼女に期待されるのはインタビューへの回答と暴露本の執筆オファー、そしてその映画化でしょう。
彼女は頭の良い、計算高い女性だったはずです。
結婚するまで、もしかしたら出産くらいまでは、彼女の描いていた通りの世紀のプリンセスのお話だったはず。

果たしてこれは女優:メーガン・マークルが望んだ結末なのでしょうか。


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